人類はエネルギーとともに進歩してきた
前回、エネルギーがないと、ぼくたちは生きていけないことについて学んだ。
食べ物を調理するには、火が必要だ。それは、熱エネルギーを使うことだ。熱エネルギーによって、それまで食べることのできなかったものを食料とすることができるようになった。その結果、食べることのできる物が格段に増えたのだ。
それは、人類が火をおこすを知ったからだ。それによって、生では食べることのできないものも火を通すことで、食べることができるようになった。狩猟で得た動物の肉を食べるにしても、火を通すことで殺菌し、安全に食べることができるようになった。
人類はこうして、衛生環境を改善し、自分の健康を守ることを学んだといえる。
また冬の寒い時、火をおこして暖をとることができるようになった。冬の寒さで凍え死ぬ危険も少なくなったといえる。
人類は、火という熱エネルギーを使うことを覚えたのだ。
火はまた、光エネルギーでもある。夜真っ暗な中を移動するには、光が必要だ。火を灯せば、その光でそれまで動くことのできなかった夜も、歩いて移動することができるようになった。
夜暗いところで火を灯せば、猛獣から身を守ることもできるようになったと見られる。
火を使うのは、人類にとって大きな進歩だった。
それとともに、生活環境が格段に改善された。人類は、長く生きることができるようになったのだ。行動範囲を広げていった。
こうして、人類は増えていったともいえる。
次に人類が学んだ重要なポイントは、農業ではないだろうか。
それまで人類は狩猟したり、自然に生息する植物だけを食料としていた。それが、農業によって自分で農作物を収穫することを覚えたのだ。
これは、何かを意味するのだろうか。
人類は、太陽からの光エネルギーを使って植物を育てることを学んだのだ。それが農業だ。それとともに、人類が増えても、食べていくだけの十分な食料を自分たちで育て、食べることを学んだ。
農業においても、人類が光エネルギーを使うことを覚えたのだ。
その結果、食料を求めて移動していた人類は、土地に定着して食料を生産することを覚えた。それは同時に、人類が集まって社会を形成することだった。農業とともに共同で作業することを覚え、人類が連帯して社会となる。
こうして、人類の人口が格段に増え、人類の生活する社会が拡大されていった。
こう見ると、エネルギーはぼくたちの生活になくてはならないものだけではなく、エネルギーなくして人類は進歩して、拡大していなかったことがわかる。
2019年11月23日、まさお
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