第2章冒頭文
ぼくたちは現在、いつでも簡単に飛行機に乗って国外にいくことができる。ビジネスのため、観光のため、友だちに会うためなど、人それぞれにその目的が違うと思う。
ぼくたちが使っている製品は、世界各地で生産、製造された物や部品で構成されている。となると、製品の製造地はどう決めるのか。最終組み立てされた国が、製品の製造地になっているにすぎない。
デジタル化で、ネット環境さえ整っておれば、世界のどこにいようが、電子メールやテレビ電話で簡単に通信することができる。
これが、グローバル化された社会の現実ではないか。
ぼくたちがこうしてグローバルに生活できるのは、社会が進歩したからなのだろうか。日常、そんなことを考えることはないと思う。
今こうあることを、単に当然のことだと思っている。
でもグローバル化は、いいことばかりなのだろうか。悪い影響はないのだろうか。悪い影響があるとすると、勝ち組と負け組が生まれていないだろうか。
となると、勝ち組はだれで、負け組はだれなのかも気になる。その結果、社会はどう変化したのだろうか。
グローバル化が続いて、地球には限界がないのだろうか。地球の隅々までグローバル化されたら、次はどこにいけばいいのだろうか。それも心配になる。
ここでは、こうしたグローバル化に伴う問題と、グローバル化がぼくたち市民にどう影響を与えているのかについて考えたい。
(2019年2月14日、まさお)
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