3回目の診察結果

 2回目の診察を受けたのは、2015年8月27日だった。その時、眼底の膨らみが結構小さくなったのが確認された。

 目医者は、その8週間後に様子を見たいといった。2015年11月02日にアポイントが取ってあった。

 3回目の診察も、造影剤検査以外、それまでと同じ検査をした。主なものは、視力検査、眼底検査、光干渉断層計検査だった。

 視力検査で、問題の左目で少し視力が回復しているのがわかった。これまで、ランドルト環といわれるC記号がまったく識別できなかった。まだ記号が歪んで見える。でも、大きな記号であれば、識別できるようになっていた。

 自宅のパソコンに入れてあるチェックシートでも、格子線の歪みが小さくなっているを自覚していた。

 検査の後、待合室で少し待たされた。ぼくの名前が呼ばれる。

 診察室で、眼科医がどことなく明るい顔をしているのがわかった。眼科医はまず、機械で眼底を綿密に診察した。

 眼科医は、よくなっているといった。光干渉断層計で網膜の断面を撮影した写真のコピーも見せてくれた。確かに、左目の眼底の膨らみが小さくなっている。

3回目の光干渉断層計などによる撮影結果(2015年11月02日)。向かって左が健常な右目、右が問題の左目のもの。左目の眼底の膨らみが小さくなっている。
2回目の光干渉断層計などによる撮影結果(2015年8月27日)
最初の光干渉断層計などによる撮影結果(2015年6月25日)

 眼科医は、これまでやってきたことを続ければいいという。紫外線にも気をつけてほしいといった。目を保護するため、これからはサングラスをかけるように勧めた。

 ぼくはそれまで、サングラスをかけるのは嫌いだった。でも目のことを考えると、仕方がないかと思った。

 ぼくが気になったのは、眼科医が遺伝性だと判断していたことだった。最初の診察で、今問題ない右目の眼底も変形する可能性があるといわれていた。

 ぼくは、どうしてそう判断しているのかと聞いた。

 眼科医は、右目の網膜の上にちょっと影があるといった。それがいずれ膨らんで変形する可能性がある。

 写真のコピーを見ると、確かに黒い影があるように見える。

 だから、まだ要観察だと眼科医はいった。

 でも、もう8週間後にくる必要はない。16週間後にくるようにいわれた。

 診察が終わった後、次のアポイントを取るべきかどうか、受付の看護師に聞いた。16週間先のことなので、まだアポイントを取る必要はないという。

 ぼくは、もう診察の必要はないと思った。これまでやっていることを続けていけばいい。

 ぼくはそれ以来、もう診察を受けていない。

2020年3月16日、まさお

この記事をシェア、ブックマークする

 Leave a Comment

All input areas are required. Your e-mail address will not be made public.

Please check the contents before sending.