ねずみさん、ありがとう
タロウの病気のことは、これから順次書いていくが、最近タロウの病気のことでたいへん助かったことがあった。ネコの病気のことでは、いろいろ苦労されている方も結構いらっしゃると思う。
そこで今回は参考のため、ちょっと飛ばしてつい最近の体験について書いておきたい。
タロウは今年2020年10月から11月にかけ1カ月余り、特別これといった症状はなかった。何も食べなくなって、嘔吐や下痢を起こすこともなく、元気にしていた。よかったと思うと同時に、これまでの経験から、その後が怖いなあとも思っていた。
何もない期間が長いと、その後にドカンと、すごいアタックがあるからだ。やはり、案の定そうだった。
タロウは急に、ほとんど食べなくなった。前兆もあった。便の一部が少し柔らかくなった。ただありがたいことに、今回はちょびちょびとほんの少しだけだが、食べてくれた。
その後すぐに嘔吐が続き、下痢をした。血便だった。いつもより赤い。これがちょっと心配だった。そんな状態が5日ほど続いた。いつもよりかなり長い。
でも、再び食べはじめる。嘔吐も下痢もなくなった。血便もない。それが1週間続いてくれればいいのだが、と願っていた。でも続かなかった。
最初は5日くらい経つと、また食べなくなった。すぐに、嘔吐と下痢（血便）があった。2日ほどで回復するが、困ったのは、ようやく見つけたタロウに合うサプリを入れると、餌をいやがって食べなくなったことだ。
サプリは、豚の膵臓でできたもの。タロウの膵臓の機能を安定させる。これについては、いずれ詳しく書くつもりだ。そして、具合の悪くなる間隔が伸びるどころか、調子のいい日数が減っていった。
これはまずいと、すぐにここ数年お世話になっている獣医に相談した。すると獣医は、ねずみ純正の餌が最近出ているので、たいへん高いが、試してみてはどうかという。
獣医は、あるひどいアレルギーを持つネコの飼い主から聞いたのだった。そのネコはめずみを与えることで、長い間続いたひどいアレルギーが消えてしまったという。
確かにベラボーに高い。いつも買っている高い特別の餌の4-5倍もする。毎日与える必要はないので、1週間に1回のペースではじめてみてはどうかと、獣医にいわれた。
ドイツのLucky-Kittyという商品。早速、オンラインで注文した。養殖ねずみらしい。餌用に処理するのがたいへんなので、高いのだと説明してある。注文数も制限されている。
ねずみがきた。具合が悪くてまったく食べたがらない時にあげても、食べない可能性がある。そのため、タロウの調子が少し回復している時に、ねずみをあげてみた。
缶の蓋を開けた。見た感じは、普通の餌のように見える。でも匂いは、確かにねずみ。とてもではないが、ぼくには気持ちいい匂いだとは思えなかった。
でもタロウは、すぐに感づいたらしい。缶詰のところにすっ飛んできた。容器に入れてあげると、これまであまり食の進まなかったタロウが、喉を鳴らして食べはじめた。
100グラムのめずみの餌がなくなると、今度はいつもの餌を食べてくれるかどうか心配だった。でもタロウは、いつもの餌もおいしそうに食べてくれた。
これで、ホッとした。その後は、サプリの入った餌も食べはじめるようになった。問題は、次にいつ嘔吐と下痢がはじまるかだ。めずみを食べてから1週間になるが、今のところ何も起こっていない。
ぼくは、ネコの病気の多くは餌が原因だと思っている。今回もつくづくそう思った。ネコにはやはり、めずみが一番だったのか。まずは一安心。ねずみのからだには、ネコが必要とするものが含まれているということなんだと思う。
めずみさんのおかげだ。ありがとう、ねずみさん。
2020年12月14日、まさお
関連記事サイト：
Lucky-Kittyのサイト（英語）
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