タウシュ

暑中お見舞い申し上げます

 ベルリンでも今、暑い日が続いている。暑いといっても、35度を超えることはほとんどない。今年は急に暑くなって37-8度になったことがある。でもそんな暑い日は、1日程度で終わる。ありがたい、ありがたい。

 日中暑くても、早朝になると、最低気温が20度前後に下がるので、たいへん救われている。朝早く起きて、家中の窓を開ける。涼しい空気に入れ替えるのだ。湿度も低いので、日本のように蒸し蒸ししない。

 問題は、クーラーが普及していないこと。バスや地下鉄、トラムには、最近になってようやく、クーラー車が登場した。しかし都市鉄道であるSバーンには、ほとんどクーラーがない。窓も小さく、少ない。暑い日は、サウナに入っているようになる。最新車両はクーラー付きだが、まだごく少数しか走っていない。

 暑い日が続くと、さすがに堪える。そういう時は、ベルリン中央駅の地下鉄ホームが涼しいので、そこに『避難』することもある。あるいは、クーラーのあるデパートに出かける。

 わが家のベランダは西向きで、午後はいつもお日様がかんかん照り。たいへん暑い。ベランダには意図的に、朝顔など涼しい感じのする花を植えている。朝顔は窓際に植えているので、グリーンカーテンにもなる。

 ゴーヤをグリーンカーテンにしていたことがあった。だがゴーヤには、ベルリンの気候は寒すぎるらしい。もう収穫できなくなった。だからここ数年前から、もう種がない。ゴーヤは今、諦めている。

 わが家のベランダには、風鈴がかけてある。ぼくの故郷は、富山県高岡市。銅器の生産地で有名だ。日本のお寺の鐘のほとんどは、高岡製だ。わが家の風鈴も、高岡から持ってきた。

 風に吹かれて、チリンチリンとなる風鈴の音。それを聞いていると、暑さが和らいで、気分的に楽になる。

 以下で、共有したい。

2022年8月17日、まさお

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