雨晴海岸を走る
ぼくの故郷高岡の高岡駅から氷見線に乗って20分ほどすると、列車は富山湾の有磯海海岸沿いに走る。雨晴海岸だ。高岡市に属する。
天気のいい日は、女岩の背景に立山連峰が見える。絶景だ。この日天気が良かったが、雲が低い位置にあったことから、写真では背景に剣岳だけが見える。そのうちに、剱岳も見えなくなった。

万葉の歌人大伴家持は、雨晴の風景を愛し、たくさんの歌を残した。
海岸には、義経岩といわれる岩がある。これは、源義経が奥州に落ちのびる時に、にわか雨が晴れるのを待っていたといわれる岩。「雨晴」は、それに由来するといわれる。

ぼくにとり、雨晴海岸は小さい時、夏になるとよく海水浴にきた海水浴場だった。海岸には、海水浴客のための茶屋がたくさん並んでいた。そこで着替えて、海水浴をして休憩したのを覚えている。
ぼくは今回、数十年ぶりに雨晴海岸を見てびっくりした。
白い砂のきいれいな海岸は、もうほとんどなくなっている。今、海岸が侵食されないように、コンクリートブロックが並んでいる。しかし当時は、そんなものはなかった。海水浴客用の茶屋もまったくなくなっていた。

あの時の砂浜は、どこにいってしまったのか。
2022年11月20日、まさお
動画は2022年11月03日YouTube投稿
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