日本の洗剤は毒性が強い?
わが家では、食器洗いはぼくの役割。といっても食器洗い機があるので、いつも食器洗い機のお世話になっています。
とはいえ、鍋やその他の食器など毎日手で洗っているものも結構あります。こちらの食器や鍋、フライパンは結構大きく、重いものもあります。そのため食器洗いが、結構重労働になることもあります。
緑茶、紅茶をよく飲むので、茶渋を取るのにいつも一苦労しています。
昨年2022年秋に2カ月間、日本で実家に滞在していたのは何回か書きました。その時も、ベルリンでの生活の習慣から、食器洗いを担当していました。
日本ではそのうちに、手が荒れはじめていくのに気づきます。日本の洗剤はごく少量にして、かなり薄めて使っていたはずです。でも、どうしてなんでしょう。ドイツの洗剤は、それほど薄めずに使っても手は荒れません。
日本の洗剤がいいところは、汚れの落ちがとてもいいことでした。それに対して、ベルリンの水は硬水ということもあって、洗剤の効果には限界があり、汚れの落ちはそれほどでもありません。
調理に油を使わなかった場合は、水だけで洗ってしまうことも結構あります。フライパンは、お湯で洗うだけの時もあります。
わが家では洗剤は、質のいいメーカー品か、植物性の洗剤を使っています。それは、ドイツの洗剤大手メーカが80年代半ばから、オーガニック製品にしているからです。それに他の製品に比べて落ちもいいので、洗剤を使う量を少量で済ませることができます。
その上、徹底して中性だし、マイクロプラスチックフリーにもなっています。
驚いたのが、日本のバス洗浄剤でした。こちらではバスタブや洗面台は、クレンザーで洗うのが一番です。こちらの水は硬水で、カルキ汚れや水あかがしつこいので、クレンザーでごしごし洗うのが一番効果的です。
日本でもそうなのかと思っていたら、日本でバスをきれいに洗うときは、必ず窓を開けるか、目を保護するようにいわれてびっくりしました。
日本のバス洗浄剤はスプレー式になっていて、泡のようなものを散布するだけです。少し経ってから、洗い流せばいいようになっています。簡単で、体力も入りません。
しかしそれは、それだけ洗剤の毒性が強いからということではないのでしょうか。ぼくはそれではいかんと思い、ドラグストアでクレンザーを買おうと思いました。しかし、なかなか見つかりません。ようやく見つけたのは、ドイツ製のクレンザーでした。
日本は何でも、楽に簡単にできるようになっているなあと感心しました。しかしそれは同時に、洗剤の毒性を強くしているからはないのでしょうか。ぼくはそう思います。
そうなるとそれだけ、排水で環境を汚染していることになりませんか。
今回これを機に、わが家にある洗剤の表示を見てみました。わが家で使っている洗剤はやはり、中性で、マイクロプラスチックフリー、オーガニックなどの表示がありました。
それに加え、「Cradle to Cradle」のマークが入っています。これは直訳すると、「ゆりかごからゆりかごまで」という意味。ものづくりにおいて、消費したらそのままゴミにするのではなく、それをさらにものづくりに再利用するということですね。「持続可能なものづくり」マークです。
なるほど、こういうマークも出ているのですね。
日本で使っていた洗剤には、こういうマークはなかったように思います。
みなさんが使っている洗剤には、どういうマークがついているでしょうか。一度、確認してみてはどうでしょう。
2023年3月06日、まさお
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関連サイト:
洗剤・洗浄剤の企画及び基準(2013年2月、日本食品分析センター)
洗剤中毒について(Medical Note)
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