今日2019年11月29日金曜日の意味
11月第4木曜日翌日の金曜日は、「ブラックフライデー」と呼ばれます。米国では11月第4木曜日が感謝祭で祝日。翌日の金曜日には、感謝祭プレゼントの売れ残りセールなどとして、デパートや小売店で安売りの大セールが展開されます。
米国では、年間で最大の売り上げを誇る日だともいわれます。
でも今年は、第5木曜日の今日2019年11月29日を「ブラックフライデー」としているところが多いようです。
日本では、年末商戦に向けて11月の売り上げが上がらないことから、米国の商戦に便乗して、年末商戦の景気付けにブラックフライデー・セールが行われるようになったといいます。
ドイツでも、ここ数年前からブラックフライデーが定着しています。ただドイツでは、小売店よりはオンラインショッピングが中心。ネット上で、積極的なブラックフライデー商戦が展開されているようです。
そして今日2019年11月29日は、Fridays for Futureの日でもあります。ドイツでは、悪名高い気候保護法案が下院の連邦議会を通過し、上院の連邦参議院で審議される日でもあります。
そのため、法案の改正を求めて、ドイツ全国でたくさんの若者たちが抗議デモ、抗議集会を開催します。一部の都市では、ショッピングセンターの前でも抗議集会が予定されています。
ドイツの若者たちは、なぜショッピングセンターの前に立って抗議するのでしょうか。
それは、気候変動が危機的な状態になっている現在、市民一人一人が消費を控え、気候変動に対して自分なりの行動を取る必要があるからです。
ぼくたちが今、消費スタイルを換えない限り、資源を浪費して最大の利益を上げようとする現在の経済は変わりません。経済界は目先の利益を追求するのではなく、その体質と構造を換えて、持続可能な経済へと転換しなければなりません。
ブラックフライデーは、気候変動への対策を求める若者たちの主張と真っ向から対立するものです。
ぼく自身、正直なところ、ブラックフライデーにはまったく関心がありませんでした。今日、Fridays for Futureの大きなデモがあることから、ブラックフライデーのことについて知りました。
ブラックフライデーとFridays for Future。それが重なる日だからこそ、ぼくたち市民が自分自身の消費スタイルについて考えるちょうどいい機会ではないかと思います。
ぼくたちが日常生活において、気候変動に対して地球に生きる市民の一人として何ができるのか、じっくり考えたいと思います。
(2019年11月29日、まさお)
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