さよなら減思力 - 2025年1月2日更新

日本の高校生とナチスの強制収容所跡を見学

ぼくは高校生の年頃に、ナチスドイツの強制収容所跡を見るのはちょっと早すぎると思っている。しかし今回、ちょうどいい機会があったので、福島県高校生とともにベルリン近郊にあるザクセンハウゼン強制収容所跡を見学した。いろいろ迷ったが、高校生たちには感じるところがあり、何かを持って帰ってくれたと思う。


強制労働でウランを加工

ベルリン北にあるオラニエンブルクでは、アウアー社の工場において金属ウランや酸化ウランなど原爆の製造に必要となる材料が製造されていた。これらウラン加工には、近くのザクゼンハウゼン強制収容所の囚人が強制労働させられていた。アウアー会社の工場はドイツ降伏一カ月半前、英国空軍による空爆で破壊された。


誤ちを認め、軌道修正する文化

政治と社会は現在、将来の世代にも関わる重大な過渡期に直面している。それだからこそ、政治と社会が過去の誤ちを誤ちだったとしっかりと認識して、政治が社会に納得いけるように説明して誤ちを謝罪し、政治と社会が共同で軌道修正できる社会をつくることが、より重要になっている。


国を守るとは?

ドイツ政府は、初の国家安全保障戦略を公表した。内容を見ると、サイバー攻撃を含めた軍事的な課題から、エネルギー供給、食糧や医薬品などの生活必需品の供給、ものづくりに必要な原料や部品の供給を維持することも、安全保障の課題とされる。気候変動に対応して、地球環境を持続可能にすることも安全保障の課題とされる。


難民が自治体首長になるのは珍しいことなのか

ドイツ南西部の村で、シリア難民が村長選挙に勝って村長になる。しかし注目されるのは、シリア難民が村長になるということ。移民社会のドイツにおいて、移民なくしてドイツ社会は成り立たなくなっている。難民であろうが、移民として要職につくのは当然の話だ。移民であろうが、一人の人間として村長に選ばれたのだ。


公共トイレから見える社会の素顔

日本の公共トイレは、「臭い、汚い」が代名詞だったと思う。しかし最近、それがとてもきれいになったと感じる。ドイツの公共トイレはビジネス化され、味気なくなっている。たかがトイレ、と思うかもしれない。しかしトイレは、生活必需品。そこにどれだけ思いやりが込められているのか。それによって、社会の素顔が見える。


ヒトラーが核兵器を使わなかったのはなぜか

ロシアのウクライナ侵略戦争で、ロシアによる核兵器の使用の脅威が高まっている。第二次世界大戦中、ヒトラーには開発してまもない核兵器があったと見られる。しかしヒトラーは、それを使わなかった。核兵器の使用が自殺行為だとわかっていたからの可能性がある。さてロシアのプーチン大統領に、その自覚があるかな。


GoHomeロシア

ウクライナ侵略戦争において、平和主義から西側諸国によるウクライナへの武器供与に反対する人たちがいる。ただ今、武器供与をストップして停戦交渉は可能だろうか。とても疑問だ。停戦が実現しても、ロシアにウクライナを再び侵略しないと保証させる方法が見つからない。同じことが繰り返される心配がある。それで平和なのか。


プーチン大統領はNATOよりも民主化が怖い

プーチン大統領下のロシアの行動を見ると、民主化をつぶすために行動している。プーチンのような独裁者には、民主化が一番怖い。ウクライナ侵略戦争において戦争犯罪を犯しているのは、プーチン大統領以外の誰でもない。それを第三者が、米国とNATOの責任だと主張していては、プーチン大統領の戦象犯罪を正当化するのと同じだ。