かき壊して、赤くハゲができちゃった

 前回、タロウが胃液を吐き続けたことについて書いた。その原因はわからないままだが、1日だけのことで済んだのでホッとしている。

 ところがあの後、少し経ってから、免疫性が異常反応して腸の粘膜を攻撃し、嘔吐と下痢(血便)、食欲不振になる自己免疫疾患の典型的な症状が続いている。それもこの10日間ほどは、わずか数日の間隔で起こっている。

 症状はせいぜい、2日ほどで軽い。でも食べはじめて下痢も終わってホッとしていると、急に嘔吐して、何も食べなくなる。そのうちに血便の下痢となる。

 血便も問題だが、ほとんど何も食べないのも問題。回復して食べはじめても、数日後にまたアタックがあるから、タロウは痩せるばかりだ。それよりは、少しでも食べようとするものは食べてもらったほうがいい。もちろん、少量しか食べない。

 今回は、モッツァレラチーズとカマンベールチーズなら少し食べた。ただタロウには、牛肉にアレルギー反応がある。チーズも牛の乳でできたものには、アレルギー反応を示す。今回与えたチーズは、いずれも牛の乳でできていた。

 何も食べないよりはいいので、それを承知の上で与えたのだった。すると案の定、少し経って、からだのあちこちに湿疹が出てきた。

 それは覚悟していたが、今回はいつもより、ちょっとひどい。タロウは湿疹が痒いから、やたらとなめたり、かいたりしている。結局、かき壊して皮膚を傷つけ、写真のように赤くハゲになった。

アレルギー反応が起こると、湿疹ができて痒くてかくので、このように皮膚を傷つけ、赤くハゲのようになる。

 こんなのは、本当に久しぶりだ。結構痛々しく見えるが、最初の頃は、この十数倍も大きなハゲがいくつもできたことがあった。この程度ではもう驚かない。

 アレルギー反応を引き起こす牛のものは、もう与えるつもりはない。ただ牛の『毒』が抜け出すまでには、結構時間がかかる。それまでタロウにはかわいそうだが、痒さに耐えてもらうしかない。

 早速例のタロウのチョッキを着せたが、このハゲのあるところはチョッキからはみ出てしまった。それでもハゲがこれ以上大きくなるのを、チョッキが防いでくれるかもしれない。

 アレルギー反応による湿疹の問題には、これまで積み重ねてきた経験がある。何とか乗り切れると思う。乗り切るしかない。

2021年11月01日、まさお

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