変わらない日本

社会がいろいろな問題を抱えているのは、どの国も同じ。でも問題があれば、その問題は改善され、解決されるべきものだ。しかし日本では、政治に社会の問題を改善する力も意思もない。社会に社会を変えるパワーもない。それでは、社会が進歩して変わっていくはずがない。それが、今の日本社会の現実なのだ。


侵略戦争に無力な世界

ロシアがウクライナに侵攻して1年が経った。これは、ロシアによる侵略戦争だ。ウクライナは、西欧諸国から武器の提供を受け、自己防衛している状況だ。早く停戦して、和平を求めなければならない。ただ和平が成立しても、ロシアの戦争犯罪は罰せられず、戦争による損害賠償をしない可能性が高い。それで本当に平和なのか。


異次元の少子化対策なんて何だろう

日本では、少子化対策の先進国としてドイツではなく、フランスが注目されている。しかし政策的に見ると、ドイツとフランスの間にそれほど大きな違いはない。少子化の問題は、社会つくりにある。市民がお互いに協力しながら、将来に不安なく、安心、安定して生きていけると市民が感じることができない限り、出生率は上がらない。


同性婚で社会が変わるって本当か

日本の岸田首相は、同性婚で社会が変わるといった。しかしぼくは、自分の周りいる同性愛の友人や知人を見ても、それで社会が変わったとは思えない。ドイツ社会がそれで変わっていないと思う。変わったのは、人の意識だ。人の意識は広がり、寛容で、健全になった。それにより、社会はより多様化し、安定する。


日本はものづくり国ではなくなったのか

昨年2022年秋に日本に2ヶ月間滞在した時、日本のテレビコマーシャルにおいて食べ物や観光ばかりについて宣伝されているのに気づいた。ものづくりの国であるはずの日本の技術製品を宣伝するコマーシャルがほとんどない。日本がこれからの将来技術において世界から遅れてしまった現実が見えたと思う。