ミニ大根を食べる

 今日は元旦。お雑煮を食べる。前回書いたように、あのミニ大根を食べる時がきた。

 二の次になってしまいましたが、あけましておめでとうございます!

 早速、朝からお雑煮にミニ大根を入れる算段をする。小さいだけにどう切ればいいのか。それが問題。ぶつ切りではちょっと能がない。それに一つ一つの切り身が小さくなるので、存在感がない。お雑煮の中に入っているかどうかもわかりにくい。

 斜めに包丁を入れ、できるだけ大根の切り身が大きく見えるようにしたほうがいい。葉っぱが少ししかついてないが、葉っぱも使うことにした。

ミニ大根は、4切れにしかならなかった。

 それを里芋と人参と一緒にゆでる。わが家ではここ数年、お雑煮には肉を入れないことにしている。ぼくの目のためだ。それについては、「黄斑変性症を治す」の記事を参照いただきたい。

 その分、出汁を効かせるため、ちょっと贅沢だが、あごだしを使う。

 おもちは焼く。日本から持ってきた焼き網があるので、電気オーブンレンジでも簡単におもちを焼ける。

 焼いたおもちをお椀に入れ、そこにお雑煮の具と汁を入れる。やはり、どこに大根の身があるのかよくわからない。大根の切り身をお椀の真ん中の上において目立つようにした。その上に、大根の葉を飾りとしておいてみた。

真ん中の小さな白い二切れがミニ大根

 今年のおせちは、超豪華なものとなった。ちょうど連れ合いが日本から戻ったばかり。日本から、おせち料理をいろいろ運んできた。

 くりきんとん、黒豆、酢だこ、なます、華れんこん、くるみちりめん、どんこのふくめ煮、子持ち鮎があった。

 今日本からおせち料理を送ってもらうにしても、コロナ禍で割安のSAL便が使えない。だから、航空便でしか送れない。となると、とても高いものになる。連れ合いが師走に日本にいっていたのは、ちょうどいいタイミングだった。

 こんな豪華なおせち料理は、はじめてではないだろうか。

今年のおせち料理は超豪華版

 さて、ミニ大根。小さな切り身を口の中に入れ、歯で噛み砕いてみた。大根の煮汁が出てくる。大根の味が口の中に広がる。確かに大根だ。辛いはない。でも、それほど美味しいという感じがしない。小さい分、味が濃縮しているのかと思った。でも、これが大根だぞという味がしない。どこかぼんやりしている。主張が足りない。

 結局、わずかな土だけで育った大根。十分に栄養分を吸収して育たなかったのだと思う。野菜には、土が大切なのだと実感した。でも、大根は大根だった。それだけは、ミニ大根の名誉のためにもはっきりといっておきたい。

2021年1月01日、まさお

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