3000年前にできたとりでに広がるニラ畑

 ポツダムのザクロウ地区の西側に広がる王の森(Königswald)に、「ローマ人のとりで」という高台が残っている。レーニッツ湖南の辺りにある。とりでは、紀元前1000年前後の青銅器時代にできたものと見られる。3000年くらい前にできたものだということになる。「ローマ人」とあるが、ローマ人がいた痕跡はないという。

前方左右に広がる高台が「ローマ人のとりで」

 2ヘクタールほどの高台で、スラブ人の要塞だったとみられる。防壁は、当時6メートルの高さがあったと見られるが、今は3メートルくらいの高さしかない。

高台の下にある「ローマ人のとりで」の表示板
防壁の上も歩けるようになっている

 ローマ人のとりでに近づくにつれ、緑色のニラのようなものが目につくようになる。とりでは至るところが緑一色で、ニラ畑のようになっている。

 ニラとしたが、それは青ネギと違って、葉が筒状ではなく、葉が狭くて細長いからだ。ドイツ語ではネギ属のWunder-Lauchという。「珍しいニラ」とか「ベルリンのニラ」ともいわれる。日本では学名がそのままローマ字読みされ、「アリウム・パラドクサム」と呼ばれている。

 ニラ畑では、ニラの匂いがプーンとする。ニラよりも明るい緑色で、とても清々しい感じがする。

とりでの周りは緑色一色で、ニラ畑のようになっている

 元々は、イランの北にある黒海とカスピ海の間に連なるカフカズ山脈産で、19世紀にベルリンの植物園で栽培されていたのが、ベルリン周辺に広がっていったとされる。

 球根それぞれから5から15ミリメートル幅の20 – 30センチメートル長の葉が出ている。緑色の葉の根元にはすでに花のつぼみができており、数週間経てば、白い花を咲かせ、一面にかわいい白い花が見られるようになるはずだ。

後数週間で、こういう白い花が咲くはずだ

 わが家では、摂ってきたニラをクリームソースでパスタと一緒に食べてみたが、これはいける、いける。たいへんおいしかった。その他、卵とじやおひたしにして食べてもおいしいと思う。

採取したニラ(アリウム・パラドクサム)でクリームソースでパスタと一緒に食べてみた。おいしい!

2026年4月07日、まさお

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関連サイト:
ポツダム市の公式サイト(ドイツ語)

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