人権擁護、外交交渉、平和という神話

ウクライナ戦争というヨーロッパ大陸には異常な事態によって、意外な状況となっている。ぼくにはもう、ドイツの報道ニュースは見ておれない。ウクライナ戦争の背景や戦争を終結する議論においても、現実を見ないでプーチン大統領を擁護したり、人権擁護を訴えたり、外交交渉を求める声が聞こえる。


ぼくはことばが苦手で大嫌い

ぼくはドイツ語に接して、はじめて日本におけることばの教育の問題から脱することができるようになったと思う。ただそれだけでは不十分で、外国語でコミュニケーション、ディスカッションできるようになるには、自分の考えをしっかり持っていることもとても重要であることが、ドイツにきてから認識した。


ウクライナ避難民が受け入れられるのはなぜか

ウクライナ戦争にともない、ウクライナから100万人に近い人々が、ドイツに避難している。しかしこれまでのところは、2015年のシリアなどからの難民と異なり、ウクライナからの避難民はドイツ社会に快く受け入れられている。その背景はどこにあるのか、その要因をいくつか挙げてみた。


安倍元首相の死に思うこと

安倍元首相が選挙演説中に銃撃され、亡くなりました。今、参院選挙中です。日本ではそれでも、メディアが安倍元首相の功績を賞賛するだけなんだろうなと思います。それでは、間接的な選挙応援ではないのか。自民党に同情票がたくさん流れ、自民党が大勝しますね。安倍元首相の念願だった憲法改正がより現実味を帯びてきます。


難民問題、2015年と2022年の違い

ウクライナ戦争勃発後、EUに流入してきたウクライナ難民は400万人。ウクライナ難民は一時的な保護権を得、働くことも、こどもを学校に入れることもできる。ただ難民受け入れは、国家間で適切に分配されておらず、自治体や市民有志、人道団体の活動に依存している状態。これでは、社会のエンパシーがいずれ反転する危険もはらんでいる。