毎日1万3000歩歩く

 生活スタイルを換える上で大切なのは、早寝早起きだと書いた。さらに、もう一つとても重要なことがある。それは、からだを動かすことだ。

 パソコンの前に座っていたり、スマホを覗いている時間がとても長くなっていると思う。その時、指を動かしても、からだは動かさない。それでは、筋力と体力が失われるだけだ。

 体力だけの問題ではない。からだを動かさないと病気になりやすくなる。それはなぜか。

 食生活のスタイルを換えるところで、肉と乳製品を摂らないようにすると書いた。それは、血液をサラサラにするためだ。そのためには、食事療法だけでは不十分。からだを動かして血液の循環をよくしなければならない。

 特に目には、細かい毛細血管がたくさんある。その細いところを血液がスムーズに流れなければならない。それが目の健康にいいことは、すでに書いた。

 ぼくがお手本としている眼科医の山口康三さんは、毎日最低1万3000歩歩くことを推奨されている。それでも黄斑変性症がよくならなければ、1日に歩く歩数をもっと増やすのだという。

 でも1万3000歩というのは、かなりの歩数だ。約10キロメートル、2時間余り歩かないといけない。でも、一度にそれだけ歩く必要はない。通勤や買い物で歩いた歩数も換算していい。家の中で歩いた分も加算できる。とにかく、1日に歩いた歩数が全体でそれを越えればいいということだ。

 ウォーキングのように、早足で歩く必要はない。自分のいつものテンポで歩けばいい。ぼくは幸い、2日に1回くらいのペースでジョギングをしている。走る距離は10キロメートル弱。それをもう25年間くらい続けている。そのジョギングで約1万歩になる。ジョギングのおかげで、フルマラソンを6回完走することもできた。

ぼくがハーフマラソンとフルマラソンを完走してもらったメダル

 それでも、1日1万3000歩のハードルは高いと思う。

 ぼくは、黄斑変性症になる前から肉や乳製品をあまり食べていなかった。ジョギングをして定期的にからだも動かしていた。それだけに、なぜそのぼくが黄斑変性症になったのかと思ったこともある。

 ぼくが食事や運動に気をつけてたのは、コレステロール値が高いからだ。血液をサラサラにするために、肉や乳製品を少なくし、運動してきた。それでも、目には不十分だったのだと思う。ぼくの家族を見ると、みんなコレステロール値が高い。検査してもらったわけではないが、家族性高コレステロール血症ではないかと思っている。遺伝性だということだ。

 これまでのぼくの体験からすると、この1日最低1万3000歩歩くのは、黄斑変性症を克服する上でともて大切だったと思う。

 ぼくがこの高いハードルをどう乗り越えてきたのか。それは、次回述べることにする。

2020年6月08日、まさお

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