ブルーライトと紫外線から目を保護する

 これまで、ぼくが自分で黄斑変性症を治してきたポイントについて書いてきた。肉と乳製品を控えて食生活を換えること、早寝早起きと毎日1万3000歩歩くなど生活スタイルを換えることが、2本の柱になっている。

 これは、日本の眼科医山口康三さんの著書を参考にして、自分なりにアレンジしたものだった。

 その根本的な考えは、目には微細な毛細血管がたくさんあるので、その細い血管の中をスムーズに通ることのできる血液をつくることだ。目のために、健康なからだ造りによってサラサラな血液をつくるといってもいい。

 ただぼくは、それでけではなく、目自体を保護することも実行している。それは、目を紫外線とブルーライトから護ることだ。

 紫外線が目によくないことは、知られていると思う。これは、眼科医からもいわれた。黄斑変性症で目がそれだけ敏感になっており、黄斑変性症を悪化、進行させないようにするため、紫外線から目を護りなさいといわれた。サングラスをかけたほうがいいという。

 ぼくは、サングラスが大嫌いだった。でもそれ以来、日中外に出る時は、年中サングラスをかけるようにしている。

 もう一つ気をつけているのが、ブルーライトだ。

 これは、針灸の治療師にブルーライトが目によくないといわれたことがきっかけだった。ブルーライトはデジタル化で、スマートフォンやタブレットパソコン、ノートブックパソコン、平型テレビなどデジタル製品のモニターから発せられる。LED照明器具もそうだ。

 ブルーライトは、ヒトの目で見ることのできる光の中で、最も波長が短く、エネルギーが強いといわれる。

 当時いろいろ調べたが、まだブルーライトの問題はそれほど知られていなかった。目を保護するにも、ブルーライトカットシートとブルーライトカットメガネくらいしか市販されてなかった。ぼくの生活するドイツでは、ブルーライトカットシートも手に入らず、ブルーライトカットメガネを製造、販売する会社が1社あるだけだった。

 そのため、まずドイツでブルーライトを90%カットするブルーライトカットメガネを買った。ただ写真からわかるように、レンズがオレンジ色で、メガネをかけると照度が落ちてしまう。その点、目が疲れやすいという問題があった。

ドイツで購入したブルーライトカットメガネ

 それで日本に行った時に、ブルーライトカットシートを買った。それで、スマホとノートプックの画面に貼った。ただブルーライトカットシートでは、カット率は最大で40%余りだった。

 今は、ブルーライトをカットするアプリが無料でダウンロードできる。スマポやタブレットパソコンでは、無料アプリを入れてブルーライトをカットしている。アプリでは、カット率も自分で調整できる。また最近では、近視などメガネのレンズにブルーライトカット機能を入れることもできるという。

 ブルーライトをカットして見ると、光が柔らかく、目にやさしくなるのがすぐにわかると思う。

 ぼくたちは今、デジタル化で目を酷使している。ブルーライトと紫外線から目を保護したい。

2020年8月24日、まさお

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 Comments

  1. WAKI より:

    黄斑変性について調べていたところ、こちらを拝見いたしました。たいへん参考になる内容でありがとうございました。
    昨年、47歳で黄斑変性が左目にみつかり、今年、視覚にはっきり異常が出てきて、悩んでおりました。医師からは「治ることはないので、経過観測で」とあり、仕方ないかと思っていましたが、ご自分で治されたというお話が書かれていて、素晴らしいと思いました。
    わたしも、もともと健康的な食生活ではあるのですが、仕事で夜遅く、また運動不足でありましたので、改心して目をいたわる生活にシフトしてみようと思いました。

    • 小生も、遺伝子検査はしていませんが、家族の状況からして、遺伝性の高コレステロール症のはずなので、食生活に気をつけるほか、運動も定期的にしてきたつもりです。それでコレステロール値を薬なしに安定させてきたつもりです。目についても次の記事で書くと思いますが、いろいろ気をつけてきたはずなんですがね。それで、黄斑変性になるのはどうして?という思いもありました。でもなったものは仕方ないと、食生活と生活スタイルにさらに気をつけることにしました。
      これまで伺っている方では、医師がすぐに対症療法しかないとして、医師に注射やレーザーによる手術をすすめられて、手術した方も結構います。それも何回も手術した方もいるそうです。でも結局、文字は判別できないままの方が多いようです。ほとんど盲目の状態になった方もいます。それでも医師は、手術は成功した、結果に満足しているといったと聞いています。それなら、対症療法にもならないと思いますがね。
      ただ黄斑変性にはいろいろあるようで、小生のように膨らむだけではなく、穴が開いたようになる方もいるようです。その場合でも、小生の友人はルテインのサプリを飲んで穴を小さくしましたが、結局最初に手術を勧められて手術の日も決まっていたので手術してしまいましたがね。医師は満足しているけど、視覚は前と変わらないといっています。

      • WAKI より:

        たいへん参考になるお話、ありがとうございます。
        目に関しては、ほんとうに悩ましいものであります。
        私の場合、従来から飛蚊症があり、その症状が悪化したと感じて受診したところ、黄斑変性が確認されました。
        右目の方の飛蚊症が、変質してきたと申しますか、糸のような影ではない、ぼやけた膜のような症状も増えてしまい、今も対処を考えながら生活しております。
        残念なことに、車の運転も控えるような生活になっており、眼精疲労からか疲れが抜けず、子育てにも悪影響が出てしまうので、なんとか改善策を私なりに見つけたいと思っております。

        記事に書かれておりましたが、なんで私が?という気持ちは捨てて、どうしたら長く付き合えるかという視点で、自分なりに知識を深めたいと思います。というか、それしかありませんので、運動も取り入れて、ライフスタイル改善をいたします。
        確かに、医師に手術を薦められたら、受けてみようと前向きに考えてしまいますが、その前にそれまで自分が考えたことや取り組んできたことが、合致したら手術を選ぶなど、主体的でいたいと思いました。ありがとうございます。

        • 飛蚊症は、小生もかなり前からあります。そうですね、今も結構ありますが、もうほとんど気にならなくなっています。黄斑変性症になった頃、飛蚊が結構増えたように感じましたが、それももう増えていないのではないかと思います。
          小生、こどもの時からかなり強い乱視なので、目の疲れが激しいです。頭も痛くなりました。目の疲れについては、次回に投稿する予定ですので、ご参照いただければと思います。
          またその後で書きますが、実はその強い乱視もこの間にほとんど治っています。これは自分でも、ちょっと信じられないのですが。

  2. WAKI より:

    目のつぼ、お灸についてのお話、たいへん参考になりました。
    私も右目が乱視がありまして、飛蚊症の悪化で、なかなかコンディションを維持するのが難しいと感じることが多々あります。
    疲れや違和感を感じた際に、つい乱視のせいなのか、飛蚊症のせいなのか、はたまた白内障の症状が増えてしまったのか、など。。混乱します。
    目の病気というのは、本当に厄介なものですね。
    私も目のつぼは心地よいので、試してみたいと思います。

    • 小生も乱視、飛蚊症がありますが、乱視はほとんど回復。飛蚊症も進行していません。乱視が回復したのは理由がわからず、歳のせいからかとも。。。そうですね、いずれもあまり気にしないできたのもよかったのかなと思います。病気との付き合い方ですかね。

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