目の体操

 前回、食生活と生活スタイルを換える、からだを動かすこと以外に、目を紫外線とブルーライトから護って目自体を保護することも心がけていると書いた。これらはすべて、黄斑変性症になってからはじめたことだ。

 だが実は、黄斑変性症になる前から目のためにいくつかのことをしてきた。それは、ぼくが小さい時から強度の乱視で、目が疲れやすかったからだ。さらに、ジャーナリストという職業上、パソコンの前に座って目を酷使している時間が長い。

 そのため、目にはいろいろ気をくばってきたつもりだ。

 ぼくはこれまで、目のために血液をサラサラにして健康なからだを造ることが大切だと書いてきた。それについても、ぼくは家族を見ても、おそらく遺伝性の高コレステロール症で、コレステロール値が高い。そのため、食生活に気をつけるほか、定期的にジョギングをしてからだを動かし、コレステロール値を下げる努力をしてきた。

 ぼくはそうして、薬を飲むのを避けてきた。

 こういろいろやってきただけに、黄斑変性症とわかった時は、どうしてぼくがという気がした。でもなってしまったということは、それまでやってきたことが目には十分ではなかったということだと納得した。

 そのため、もっと徹底して食生活と生活スタイルを換えるしかないのだと思った。それが、これまで書いてきたことだ。

 でも、黄斑変性症になる前にぼくがやってきたことは無駄ではなかったと思っている。そのおかげで、老人の域に達したぼくでも、まだ老眼なしに新聞や本を読める。老眼なしで、パソコンで仕事ができる。

 さすがに、暗いところで小さな文字を読むのは難しくなった。たとえばオペラハウスの字幕は、だんだん読みにくくなっている。でもそれ以外、これといった不自由は感じていない。

 だから、ぼくがこれまで目のためにやってきたことも書いておきたい。

 まず、目の体操だ。目の体操は、目の周りにある神経や目の機能などに柔軟性を維持するためにやっている。

 一つは、目玉の体操。

 目玉をゆっくり、できる限り左端と右端に水平に動かす。その時、顔を一緒に動かさないことが大切。目玉だけを動かす。視覚は気にしない。目玉の動く位置を意識していることも大切だと思う。

 それをだいたい10回くらい行う。目玉を真ん中から左に動かし、真ん中に戻す。次に右に動かして、真ん中に戻す。それで1回とする。

 次は、目玉を上下に動かす。目玉をできる限り上に動かし、真ん中に戻す。次に真ん中から下に動かし、真ん中に戻す。それで1回だ。それも約10回やる。

 時間の余裕があれば、左右10回と上下10回の体操を1サイクルとして、サイクルの間に短い休憩を入れながら、2,3サイクル行う。

 次は、目の遠近体操だ。

 たとえば人差し指を目の前において指を見ながらゆっくり10くらい数える。次に遠方の景色を見て、景色がはっきり見えるようになってからゆっくり10くらい数える。それで1回だ。これも10くらい行う。

 これも時間の余裕があれば、2,3サイクルやりたい。

 ぼくは今でこそこの目の体操は、週に数回しかやっていない。でも以前は、ほぼ毎日この目の体操をやっていた。

 目を老けさせないようにするには、この体操がとても役立ったと思っている。

2020年9月27日、まさお

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