タロウの現況

 自己免疫疾患を患うわが家のネコ「タロウ」について報告するのが、また途絶えてしまった。まずは、タロウの現在の状態から伝えておきたい。

 タロウは今年2024年5月で、10歳になる。これまで、病気持ちのタロウのことでは心配するほか、いろいろ苦労させられてきた。

 しかし今タロウの症状はありがたいことに、とても落ち着いて安定している。体調がよくなく時がまだ、1週間ごととか数週間ごとに続いている。これまで具合がよくないと、嘔吐、血便の下痢が続き、ほとんど食べられなかった。

 しかし今は、具合がよくなくても少量でも食べられるようになっている。その分、ぐったりと横になっている時間も少なくなった。嘔吐の回数も減り、下痢をしてもほとんど血便ではなくなった。ぐったりしている期間も短くなり、具合が悪くても結構元気そうにしている。

 ただこれまでもそうだったが、調子のいい間隔が長いと、具合が悪くなった時にその反動で症状が多少重くなることがある。しかしその症状も、以前に比べると格段に軽い。

 ぼくたちは、ホッとしている。

カゴの中でのんびりしているタロウ

 ここまでくるには、いろんなことを体験し、いろんなことを試してきた。カトリンさんによる鍼治療もまだ、年に1回か2回の割合で続けている。からだの気の流れを調整してもらうためだ。

 今タロウの体調を一番安定させているのは、いくつか使っているサプリメントだと思う。そのサプリメントは使いはじめて、もう数年になる。しかしどのくらいの量を与えるのがいいかで試行錯誤し、今与えている量がちょうどタロウに合っているのだと思う。

 赤い血便が黒い血便に変わった時は、ちょっと焦った。赤い血便は、腸からの出血だが、黒い血便は胃からの出血だからだ。胃潰瘍とか胃ガンだと、まずいなあと思った。しかし黒い血便はそんなに長く続かず、いずれなくなっていった。

 黒い血便が出たからと、慌てて獣医さんのところにいっていたら、抗生物質を飲まされていただけだったと思う。黒い血便が出ても、鍼治療のカトリンさんと相談してタロウの様子を観察しながら、サプリメントだけで対応したのがよかったと思う。

 体調が安定している現在も、タロウの便については下痢でなくても、いつも便の色をチェックしている。たとえば便が灰色になると、具合が悪くなる前兆だ。これは、膵臓が原因でそうなっていると思っている。

 ここまでこれたのは、獣医でも代替医療に徹するカトリンさんにいろいろ考えていただいたのと、ぼくたちも自分なりにいろいろと試行錯誤してきたからだと思う。カトリンさんには、とても感謝している。

 ここまできた経緯については、今後もその体験を順次、簡単に書いていきたい。同じような症状に悩むネコの飼い主さんの参考になればと思う。

2024年1月25日、まさお

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