ブタの膵臓からできたサプリメント
自己免疫疾患を患うわが家のタロウ(オスネコ)の症状が改善してきたのは、サプリメントのおかげだと書いた。
サプリメントを使うようになったきっかけは、タロウが治療の最中に堪えきれずに下痢をしたことだったと思う。
その日はタロウの具合がよくないので、治療にいくのはどうしようかと迷った。だがそのための治療でもあるので、タロウを連れていくことにした。
まもなく治療が終わろうとする時に、タロウがソワソワし出した。治療室の中をウロウロしだし、本箱の棚の上に上がって多量の下痢をしてしまう。赤茶色をしていた。血便だった。しまったと思ったが、治療をしていたカトリンさんは平然としている。後できれいにするからいいという。
それを機に、カトリンさんのタロウの治療方針が変わったと思う。それまでの治療方法だけでは無理と判断したのではないか。カトリンさんは自分で、いろいろ調べだしたのがわかった。
カトリンさんは定期的に下痢が起こるのは、膵臓に問題があるからではないかと推測していた。便が白くなることもあった。便が白くなくのは、膵臓が原因だ。ただ血液検査では、タロウの膵臓の値は正常値域内。ただちょっとギリギリのところだったと、いってもいい。
カトリンさんは、膵臓のためのサプリメントをいろいろ調べてくれた。自然の素材をベースにしたサプリメントだ。それで勧められのが、「アルマチウム(Almazyme)」というブタの膵臓からできたサプリメントだった。それを、餌に入れて摂取させる。
一種の消化酵素材といったらいいだろうか。
膵臓の問題はその前にも、別の獣医からいわれたことがある。その時は、ビタミンB12を数週間注射する治療が行われた。しかしタロウの症状は、改善しなかった。
アルマチウムを使いはじめても、タロウの具合が悪くなる周期にそれほど変化はなかった。しかし具合が悪くなった時の症状が、かなり軽くなった。下痢をする回数が減った。血便の回数も少なくなった。具合が悪くて、まったく食べなくなる日数も減った。
ぼくたちはそれだけでも、治るチャンスが見えてきたとホッとした。
後で知ったのだが、人間にもブタの膵臓を治療に使うという。膵臓の悪い友人にタロウの話をしたら、自分もブタの膵臓からできたサプリメントを飲んでいるという。日本では、「パンクレアチン」というブタ膵臓由来の薬剤もあることを知った。
2024年2月12日、まさお
関連記事サイト:
Almazymeの紹介ページ(ドイツ語)
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