フミン酸(腐植酸)の粉状サプリメント
わが家のタロウ(オスネコ)に、「アルマチウム(Almazyme)」というブタの膵臓からできたサプリメントを飲ませていることを書いた。それによって、自己免疫疾患を患うのタロウの症状が改善した。アルマチウムは、タロウが鍼治療を受けるカトリンさんが勧めたからだった。
しかしアルマチウムだけではまだ、不十分だった。症状は改善したが、下痢と嘔吐の起こる間隔は変わらないまま。もうそれほど頻繁ではないが、症状が重い時もあった。
びっくりしたのは、血便はいつも赤いのに、急に黒い血便になった時だ。赤い血便は腸からの出血だが、黒い血便は胃からの出血だ。これは、人間でも同じだ。

その時は、カトリンさんもちょっとびっくりして、慌てていた。すぐに何か手を打たないといけないといった。そこで勧められたのが、「ソバミン(Sobamin)」というフミン酸(腐植酸)の粉状サプリメントだった。
人間用と動物用があるので注意するようにといわれる。人間用も動物用も、薬局で買える。すぐに薬局に買いに行ったが、炭のように黒い粉だった。
フミン酸は、森でつくられる植物の最終分解物の有機酸。糖、タンパク質、炭水化物、脂肪などにもう分解されない。フミン酸は胃と腸において粘膜層を保護し、自律神経の乱れを防ぐ効果ももっている。
タロウの自己免疫疾患に適するサプリメントだと思った。それによって急に、腸の粘膜が攻撃されるからだ。
ソバミンを与えるようになってから、タロウはもう黒い血便をすることがなくなった。
前回取り上げた豚の膵臓からできているサプリメント「アルマチウム」とソバミンはそれ以降、いつも一緒に餌に入れて与えている。もう3、4年続いているのではないかと思う。
しかし今は、指定された量を与えず、指でちょっとつまむ程度の少量、1グラムにもならないくらいの少量をあげている。指定された量を与えると、タロウが嫌がって餌をあまり食べなくなる時が出てきたからだ。ごく少量でも、タロウの症状は安定してきている。

下痢と嘔吐はまだ続いている。しかし起こる間隔が10日から2週と広がったし、それ以上の時もある。下痢と嘔吐が起こっても症状が格段に軽くなり、具合が悪い時でも餌を少し食べることができるようになった。
ぼくたちはタロウの親として、下痢と嘔吐がはじめっても安心しておれるようになった。
2024年11月20日、まさお
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