定期的に嘔吐と下痢が起こる
タロウのアレルギーの原因が牛肉と魚にあることがわかった。それは、それで一つの問題に対応できる重要なポイントだった。牛肉と魚の入った餌は食べさせない。でもタロウのアレルギー反応は、軽くなったものの、なくならない。いつまでも、からだのあちこちに湿疹ができた。
このアレルギーと並行して心配させられたのは、タロウがほぼ1週間の間隔で嘔吐と下痢を繰り返すようになったことだ。まず嘔吐がはじまる。すると、もう餌は食べない。次に下痢がはじまる。そのうちに血便もでるようになった。血便については、またの機会に説明したい。
この症状は、だいたい1日から2日続いた。重い時は、回復するのに3日かかることもあった。
嘔吐がはじまったのは、タロウのアレルギーの原因が寄生虫がいるからということで、そのための薬を投与はじめてからだ。薬は1カ月毎に3回、肩甲骨の当たりに滴下した。3回目の投与を終えると、少しして嘔吐がはじまった。
はじめは、毛玉を吐き出すためかと思ったがそうではない。唾液だけのことが多かった。薄赤く血が混じっていることもあった。これは、吐く時に毛細血管が切れて出血したもの。これは、心配しなくていい。
そのうちに、吐いた後にまったく食べなくなる。食べなくなるのは、下痢の起こる兆候だった。そのうちに下痢がはじまる。ほとんど液体のような下痢だった。
食べないので、結構やせていく。でも回復して再び食べはじめると、体重がすぐに元に戻るという繰り返しだった。
この状態でタロウを獣医のところに連れていっても、抗生物質を注射され、抗生物質の錠剤を処方されるのが目に見えていた。それではもう、これまでもそうだったが、タロウを抗生物質漬けにするのとかわらない。それは避けたかった。
そのため、何か代替治療をしてもらえる獣医に相談。いくつかサプリメントを提案される。でもサプリを使いはじめると、すぐにアレルギー反応が出た。サプリメントに、牛肉やオメガ3を含む魚の脂が入っていたりするからだ。サプリメントに何が入っているのか、厳重にチェックしてからでないと使えなかった。
完全に治るのにこしたことはない。でもまずは症状が軽くなること、嘔吐と下痢の起こる間隔が長くなればと思った。
治療を続けるうちに、症状はかなり軽くなった。嘔吐と下痢があっても、早く回復して、タロウはまた食べはじめる。でも、嘔吐と下痢の起こる間隔はそれほど長くならなかった。1週間から10日の間隔で、繰り返し嘔吐と下痢が起こった。症状が軽いとそれなりに食べるので、タロウはそれほどやせることもなかった。
何とかこの嘔吐と下痢から解放されないか。そう願った。でも、嘔吐と下痢は一向に止まらない。でも症状が軽くなったので、タロウはそれほど苦痛な感じも見せなくなった。
ぼくたちはそれだけでもホッとした。
冒頭に書いたように、アレルギーのほうは軽くなったが、まったく消えたわけではない。いつも、からだのあちこちに湿疹ができた。ただもうそれほど痒くないので、ハゲにならないだけだった。
牛肉と魚の餌は食べさせていないのになぜなのか。その問題ついては、次回説明する。
2021年4月20日、まさお
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