持続可能な開発のための考え方と民主主義
ドイツ社会は今、将来の持続可能な社会を実現するために揺れている。それは、化石燃料を中心とした古い意識に支配され、再エネをベースとした持続可能な社会に必要な意識改革がまだ進んでいないからである。その意識改革は、世代を超えた問題をどうすれば民主主義的に決定し、民主主義を持続可能にするかの問題でもある。
化繊ばっかり、日本では衣料品を買うのに困った
商品をつくる側には、商品が処分されるまで、商品による環境への影響を最小限にとどめる責任がある。商品を買う側、使う側にも、商品による環境への影響に対して責任意識が必要だ。現在、マイクロプラスチックによる海洋環境への影響が問題になっている。化繊衣料からも洗濯時に、マイクロプラスチックが脱落することを忘れてはならない。
まず自分の生活からカーボンニュートラル化しようか
ドイツでは今、産業革命と化石燃料に依存してきた古い考え方が、エネルギー転換とカーボンニュートラルを実現する上で具体的に必要な施策を妨害する厚い壁になっている。しかしカーボンニュートラル実現に向け、市民の意識改革を行なって、生活を変えることを考えないと、カーボンニュートラルは達成できない。
日本の洗剤は毒性が強い?
日本とドイツ・ベルリンで食器洗いをしてみた。日本では洗剤をかなり薄めて使ったつもりだが、日本で食器洗いをしたほうが手が荒れた。バスルームを洗浄するときも、日本ではスプレーで洗剤を散布して簡単に洗浄できる。でも、十分に換気しないといけないという。これは、日本の洗剤のほうが強くて、毒性があるからではないのか。
日本の野菜やくだものは大きくなった
日本の野菜やくだものは見栄えがきれい。大きくもなった。しかし水っぽく、味が薄い。農業が産業化され、形のいい農産物をたくさん生産することだけが目的になっているからだ。そのために品種改良され、化学肥料にも依存している。それでは、美味しい野菜やくだものは収穫できず、自然環境と共存して持続可能な農業を続けることもできない。
日本のスーパーの商品表示への疑問
日本のスーパーで、食品の生産地が表示されるようになった。しかしそれは、食品輸送によるエネルギー消費を比較するためのものではなく、生産地で商品価値の高低を示すためのもの。さらに食品に単価表示がないので、商品の高い安いも簡単に比較できない。量の多い商品のほうが、単価が高かったりする。消費者をバカにしているなあ。
日本のスーパーは寒い
日本のスーパーに入ると、とても寒い。冷やして展示しなければならない商品以外に、その必要もない商品まで冷やしている。そのための冷蔵庫や冷凍庫がオープン型で、密封されていないからだ。そのために、たくさんの電力を浪費している。それに対し、持続可能な森林を認証するFSC認証マークのついた商品は増えた。
「成長の限界」から50年、地球はまだ救えるのか
ローマクラブが『成長の限界』を発表して50年。ローマクラブの現共同会長サンドリン・ディクソン・デクレーヴらが共同で、地球を救うためのサバイバルガイドとして『EARTH FOR ALL』を発表。そこでは、貧困と不公平、不平等、食糧、エネルギーの5つの分野で大々的な改革を早急に要求した。
ガスが高くなると、電気も高くなるのか
ドイツで、ウクライナ戦争の影響でガスが高騰している。その影響で、電気も高騰しているといわれる。ただぼくには、それが実際に本当なのかどうか、よく理解できない。そこで、電気の価格が決まる仕組みについて説明するほか、ぼくが便乗値上げではないかと疑う背景について説明してみた。