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KGBの影
1945年夏にポツダム会談の行われたツェツィーリエンホーフソ宮殿のすぐ近くに、修復されてきれいになった建物の一角がある。
教会系団体の建物だという。しかし道路のあちこちにパネルがあり、過去の歴史が記録されている。
読んでみると、教会系団体の建物とその一角はポツダム会談後すぐに閉鎖され、ソ連の秘密情報機関「ソ連連国家保安委員会(KGB)」の東ドイツにおける拠点になったところだという。
一角には、旧東ドイツ市民が拘束されていた監獄が記念館として残されている。 (2025年3月15日) |
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初春の花
ベルリンはここ数日来、天気のいい日が続いている。日差しもようやく、春らしくなった。
それとともに、初春の花も目立つようになった。
今特に目立つのが、クロッカスだ。薄青い花と濃い青の花が、一面に広がっているところもある。
その他に目立つのは、白い花のマツユキソウ(スノードロップ)。白い花が垂れ下がっているのがかわいい。
スイセンはようやく芽が出てきた感じで、もう少し早い。 (2025年3月08日) |
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昔のベルリン
ベルリンは19世紀末から20世紀初期にかけ、とても魅力のある街だったと思う。
当時の写真も残っている。ぼくは、当時の写真が好きだ。たとえば、写真家ヴァルドマー・ティツェンターラーの写真がすばらしい。
写真が戦禍を逃れて残っているのは、ティツェンターラーの未亡人などのおかげだ。ただティツェンターラーは、熱狂的なナチスの支持者だった。
先日お昼のランチを食べに入ったレストランの壁に、昔のベルリンの写真がいくつもかけてあった。昔のベルリンを味わいながら、お昼を食べるのもいい。 (2025年3月01日) |
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ヴァンゼー駅
ヴァンゼー駅は、ベルリン西端のヴァンゼー(湖)の畔にある。歴史的にも、交通上も、とても重要な駅だ。
駅は、戦争で破壊されていない。しかし戦前、設立当初の駅舎などが解体され、新築されている。当初から残っているのは、駅南側にあるレンガ作りの駅舎(写真2番目)くらい。これは元々、ドライリンデン駅の駅舎だった。後になってヴァンゼー駅に統合される。
駅は、ポツダムにまで延びるSバーンの重要な駅。しかしポツダム線が再運行されたのは、統一後の1992年から。ドイツが東西に分割されていた時は、東ベルリンから遠回りしないと、ポツダムにはいけなかった。
駅ができたのは1874年。その時は「ヴァンネンゼー駅」といわれた。4年後、今の駅名に改名されている。 (2025年2月23日) |
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ニコラスゼー駅
ニコラスゼー駅は、ベルリンのSバーンの駅の中でも最も素敵な駅の一つ。ぼくの最も好きな駅の一つだ。長閑な郊外の駅という雰囲気もいい。
中世風の駅舎に、アール・ヌーヴォー様式が組み込まれている。1902年、地域に邸宅街が新設される時に設置された。
Sバーン1号線(ヴァンゼー行き)と7号線(ポツダム行き)の乗り換え駅でもある。ただし2つのホームが、結構離れている。
連絡橋が1930年代後半に設置されているが、あまり利用されていない。次の駅のヴァンゼー駅のほうが乗り換えが楽だからだ。
ヴァンゼーの水浴場には、この駅で降りていく。 (2025年2月15日) |
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グルーネヴァルト駅
グルーネヴァルト駅は、ポツダム行きのSバーン7号線にある。1879年にオープンした。
その時はまだ、「フンデコイレ(犬の太もも)駅」といわれた。駅に隣接する森グルーネヴァルトに、「フンデコイレフェン」という沼地があるからだ。
現在の駅名になったのは、1884年になってから。環状線にグルーネヴァルト駅があったが改名され、その駅はハーレンゼー駅となる。
グルーネヴァルト駅はナチスの時代、ユダヤ人を強制収容所に送るために使われた駅でもある。5万人以上が搬送された。
駅とその周辺にはそれを記憶するため、駅前のほか(最初の写真)、「17番線ホーム」(3番目、4番目の写真)などいくつもの記念碑がある。 (2025年2月08日) |
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ヴェディング駅
ヴェディング駅は元々、環状線の駅の中でも最も古い駅の一つ。1872年5月にオープンした。
1961年ベルリンの壁によって、東西ベルリンが分割される。鉄道職員のストライキを機に、1980年から旧西ベルリンでは環状線が運行されなくなった。
ドイツ統一後、ベルリンのSバーン環状線は部分的に運行を開始する。2002年6月、ヴェディング駅が再オープンしたことで、環状線が環状線として完全に復活した。
環状線北部から中央駅に分岐するS21号線が、2025年中に部分開通する予定。それに伴いヴェディング駅は、前回のヴェストハーフェン駅とともに新線北側の基点駅となる。 (2025年2月01日) |
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木造りの遊び場
ベルリンでは、こどもの遊び場が木造りになってきている。
元々、木造りの遊び場はあった。ただ遊び場が古くなってリフォームされる時、これまで以上に木造りにこだわってきているように感じる。
これは、社会の脱炭素化と持続可能な発展を目的としてそういう流れになっているのだと思う。
ぼくは木を見ると、遊びたくなる。でも、誘拐犯に間違えられるのではないかと心配になる。がまん、がまん。 (2025年1月25日) |
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ヴェストハーフェン(西港)駅
ヴェストハーフェン(西港)駅 は、河川交通の港と暖房用発電所の横にある。
現在の駅はドイツ統一後の1999年12月に新たに新設され、「ヴェストハーフェン(西港)駅」という新しい名前でオープンした。
ただその時はまだ、旧西ベルリン側の環状線の最終駅。環状線が実際に環状線として開通するのは、2002年6月になってから。
元々は1897/1898年に「プットリッツ通り駅」としてオープン。その後駅は、路線の変更のほか、戦争、ベルリンの壁設置と崩壊などで、位置の変更や破壊などの歴史を経てきた。
戦中、隣接されていた貨物専用駅のホームが、ユダヤ人などを強制収容所に送るために使われていた。 (2025年1月18日) |
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新雪
日本では、日本海側や東北などで大雪になっているようだ。
ベルリンでも数日前から雪が降ったり、止んだり。サラサラの雪ではなく、べちゃべちゃの雪。こちらでは珍しい。
そうなると急に零下になると、路面が凍るので、要注意!
寒がりのわが家の雄ネコ「タロウ」は雪で寒いのにバルコニーに出て、足跡をつくってくれた。
亡くなった雌ネコのハナコは雪が大好きだったが、タロウではとても珍しい。 (2025年1月11日) |
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新年のベルリン
新年も『ベルリン@対話工房』よろしくお願いします。
ベルリンは年末年始と、それほど天気がよくない。それでも2日は、青空となる。
それを機に、ベルリンの新年の様子を撮ってみた。しかし目に見えるままの様子ではなく、鏡に見えるベルリンだ。
ベルリン中央駅前にある「キューブ(立方体)・ベルリン」といわれる真四角の建物。外壁が鏡になっていて、角度もいろいろ変えてある。
鏡に見えるベルリン。新年は、どうなっていくのかな? (2025年1月04日) |
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